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変数はボットのフロー全体でデータを保存・転送できるため、対話のパーソナライズや外部APIとの連携が可能です。
変数には異なるスコープがあり、アクセスできる範囲が決まっています:
- ワークフロー変数 単一のワークフロー内でのみ存在します。AI生成の出力やユーザーの回答など、一時的なデータに便利です。
- ユーザー変数 複数の会話にわたって保持され、ユーザーごとの設定やIDなど、個人に紐づくデータの保存に適しています。
- ボット変数は、すべてのユーザーと会話で共有され、静的な設定値の管理に使われます。
- 構成変数 は、APIキーやデータベース認証情報などの機密情報を安全に保存します。
変数は、{{scope.variablename}} または @scope.variablename の形式でメッセージやコード内から参照できます。
入力変数と出力変数を使うことで、変数内のデータをワークフロー間で受け渡すことができます。
変数は複数のデータ型に対応しており、文字列、ブール値、数値、日付、オブジェクト、配列などが利用できます。
変数は変数タブで作成するか、コード実行カード内で動的に作成できます。
Botpressには、会話の要約や翻訳、トランスクリプトなど、対応するエージェント経由でアクセスできる特別なシステム変数も用意されています。
概要
Studioインターフェースの「変数」タブでは、データの保存と転送を管理し、個別対応やワークフローのロジック、安全なAPI連携を可能にします。
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